今回は土木関係の漏水調査の記事です。
先日、橋の下から漏水があるとのことで調査へ行って参りました。
躯体の構造・排水口の排水処理の設計など建築と違う場所もあるので注意が必要です。

防水工事を実施したが写真の手前だけ未だ漏水してしまうとのことでした。
この日は、少しだけ降雨があり、やはり同じ場所から漏水してしまってました。

この漏水部へ固定センサーを設置します。
土木の場合、漏水量や漏水跡が建築と違って大きいので電気抵抗試験で苦労することは無いです。
しっかり漏水跡があるので、漏水部と原因箇所はしっかり電気が通り、判りやすいことが多いです。

この漏水部の真上には排水口がありました。
勿論、道路アスファルト表面のひび割れも怪しいと思いました。そして幾らかの電気反応がありました。
しかし多くの現場は広い平場は工事作業がしやすく、しっかり防水施工ができているのが普通で道路部分の防水不良は少ないです。
写真は排水口の周りで高い通電反応があったので、その排水口を調べてる状況写真です。
原因は排水口と壁立ち上がりの間が狭くて防水施工が難しかったと思われ、そこの辺りの防水がうまく機能してないことがわかりました。(その辺りが最も電気を通す位置だったのです)
弊社では電気抵抗試験で漏水部と調べる外部までの距離が200mまで届く電気線を保有しているため、このような大きな土木構造物でも調査が可能です。
もっと距離がある現場であれば、事前に電気線を用意して持参し漏水調査をすることが可能です。